上 の小部屋

「新参者」

 東野 圭吾    講談社

あらすじ

 加賀恭一郎は練馬署から日本橋署へと転勤になった刑事である。服装はというとTシャツに半袖のシャツを羽織ったラフな格好なのです。そんな刑事が主人公です。

 

 殺人事件の犯人を捜し当てるミステリー仕立てなのですが、事件の関係者の家族模様や商店街の人間関係が話の筋に加わって一寸人情話風にもなっています。犯行現場の遺留品やアリバイが上手く物語の展開に取り入れられていて、さすが東野圭吾とうならせます。

 

〜中山も読みました〜  
☆感想☆
 女性の絞殺事件が起こり、それに関わる人々の心情や事情がその事件につながっている。ただのミステリーではなく、9つの短編が、一つの本筋を導き出すストーリーは、読みごたえがあり面白かったです。
 これは、加賀恭一郎シリーズという、シリーズモノだそうなので、他の本もぜひ、読んでみたいです。
 皆さまも機会があれば是非読んでみて下さい。
 
 




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